腰のコルセットのはめ方について|名古屋の接骨院 - 庄内はりきゅうマッサージ接骨院

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腰のコルセットのはめ方について

今日は前回のコルセットの選び方に続き、はめ方を教えます。

はめ方を全く教えてもらわず付けてみえる方がたくさんみえます。

はめ方が違えば、全く効果がないとか逆に痛くなると言われるようになります。

せっかく購入されたのにもったいないですね。

 

それではまず、コルセットのつける場所について説明します。

皆さんはどこに付けていますか?

ほとんどの人が痛い場所に付けています。

これは不正解になります。

前回説明したように、腰のコルセットは腹圧を上げて腰の骨を安定させる目的で使います。

痛い場所が腰の下の方やお尻が痛い人は骨盤に巻いてみえる人を見かけます。

これではコルセット本来の効果が発揮できないでしょう。

 

それではどこが正解でしょう?

正解はおへその位置がコルセットの中心にくるよう巻いていく感じです。

解剖学的な説明になりますが、腰の骨は5つあります。

上から第1腰椎、第2腰椎、…第5腰椎。

先程のおへその位置はだいだい第3腰椎のあたり。

そこを中心に巻けば腰椎全体を固定することができます。

腰痛の好発部位(よく痛む場所)は第4~5腰椎と言われています。

いやいや、その位置はあまりにも上すぎるよって言われる方は、少し下げて第4腰椎が中心になるようにつけるといいですね。

若干個人差はありますが、とにかくお腹に巻くイメージを持ってください。

 

そのほかに質問としてあるのは、

食事の時は外すこと。(胃が圧迫されてあまり食べれなくなります。)

寝る時も外すこと。(急性期の痛みが強いときや寝返りで痛みが増悪する際はその限りではない。)

腰痛予防としては付けない事。(1か月毎日していると腹筋や背筋が衰えます。)

 

腰のコルセットに関しては、先生によって絶対巻かない方が良いと言われる方もみえますが、私の考えとしては急性期だけは巻いた方が生活の質も上がるので使った方が良いという意見です。

しかし上述したように腰痛予防のために長期間使ってしまうと筋肉が衰え、コルセット無しでは生活できなくなるのも良くないと思います。

腰痛が良くなったら筋トレ(腹筋と背筋)をしてご自身で天然のコルセットを作っていきましょう!