昨日の患者様の症状➁(ギックリ腰の圧迫骨折、熱感について)|名古屋の接骨院 - 庄内はりきゅうマッサージ接骨院

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昨日の患者様の症状➁(ギックリ腰の圧迫骨折、熱感について)

今日も昨日に続き、患者様の症状について書いていきたいと思います。

自宅で扇風機のスイッチを押そうとしてかがんだ際にギックリ腰になった患者様です。

皆さんはギックリ腰というと重い荷物を持ってなるんじゃないの?と思うかもしれませんが、実際は今回のように少しかがんだりして発症する方がほとんどです。

そしてギックリ腰というのは俗名であり、正式の病名は急性腰痛または急性の腰部捻挫と言います。

 

今回この患者様は70才以上という事で、まず一番大事なことは圧迫骨折の有無を疑うという事です。

もちろんレントゲンで骨折の有無はわかるのですが、それ以外の方法では叩打痛があるかどうかで判断できます。

叩打痛は座った状態で背骨に沿って叩いていく方法で、骨折があれば鋭い痛みが走ります。

また、うつ伏せで背骨を押さえたり叩いたりすると鋭い痛みが走ります。

 

そして次に大事なのは熱感の有無です。

熱感というのは痛みがある周囲が熱を持っているかどうかを調べます。

これは、じかに触って判断します。

熱を持っている場合、アイシングをしていきます。

アイシングで一番良いものは、やはり氷のうを使うことです。

プロ野球選手でピッチャーが降板した際によく肩を冷やしてますよね?

あれと同じです。

何球も球を投げていると、肩が熱を持つのです。

医療用語では炎症を起こしている状態で、熱を持つ=痛みが強くなるというイメージで大丈夫です。

話を戻しますと、ギックリ腰で熱がある場合はよく冷やすという事です。

冷やす場合は氷のうを使う。

なぜ氷のうを使うのかと言いますと、氷を水で溶かしながら0℃で保ちながら冷やすのが大事になってきます。

なぜ0℃か?市販の冷却グッズではダメなのか?

ギックリ腰の冷却は20~30分ぐらいやって頂きたい。

市販の冷却グッズは凍っている物が多くマイナス何度という状態です。

凍っている状態で皮膚に長時間当てていると凍傷など皮膚が負けてしまいます。

なので氷のうで氷を水で溶かしながら行っていただきたいのです。

 

ちょっと長くなってしまいましたので、この続きは次回に書きますね。

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